<2017.8.6のメッセージ>   メッセージ:小山 大三 師

御言葉の力


 詩篇119:65~72
 聖書の中でもっとも長い章である詩篇119篇を学びます。
 詩篇の中には、アクロスティック(acrostic)と呼ばれるものがありますが、119篇はその
 代表です。
 それぞれの段落の語頭の文字が、アレフ、ベス、ギメル・・・とヘブル語のアルファベットの
 順番になっています。
 ユダヤ人の子どもは、この詩篇を丸ごと覚えるそうですが、段落の語頭がアルファベットの
 順になっているので、その分覚えやすいのです。
 英国の詩人ジョン・ラスキンは 『私の父は毎朝この詩篇の一句ずつを瞑想し、1年に2回
 この詩を繰り返し黙想するように教えた。そうすればあなたは、聖書の残る全体を愛せざるを
 得なくなるであろう。すべての恵みは、神のことばに対する愛が成長するにつれて成長する
 であろう。』 と教えられたと言われています。
 あなたも挑戦してみてください。


1.御言葉は霊的なミルク(命の源)
 詩篇119:50
 『これこそ悩みのときの私の慰め。まことに、みことばは私を生かします。』
 参照Ⅰペテロ2:1~2
 みことばを蓄えることは、聖書の知識を増やすという意味ではありません。
 私たちの人格に神のみこころそのものが刻印され、私たちの生き方となる、ということなの
 です。
 詩篇の著者は自分の罪を恐れているだけではなくて、神に守られることを祈ったうえでさらに
 積極的な生き方を願っています。
 『主よ。あなたは、ほむべき方。あなたのおきてを私に教えてください』(12)と、神の
 すばらしさを証しする生き方を求めるのです。


2.御言葉は信仰の源 参照ローマ10:17
 詩篇119:71
 『 苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。
  私はそれであなたのおきてを学びました。』
 なぜ、神様は私たちに困難をお与えになるのでしょうか。
 それが私たちにとって有益だからです。
 四つの理由があります。
(1)神様への上従順を悟らせ、神の言葉に立ち返らせる
(2)訓練となる
  学生はテストを受けることによって、勉強が身につきます。
  北欧に『北風がバイキング(9~11世紀の海賊)を創り出した』という諺があります。
  土地が貧しく穀物が出来ないので、海に出て略奪するために沈まない丈夫な船を造りま
  した。
  同様に、困難が信仰を鍛錬します。
  台風が来ても、根が深くはった木は倒れません。
  同じように困難が襲って来る時、信仰の浅い、深いが問われます。
(3)困難は新しい祝福を与える
  アメリカのアラバマ州のある病院の前にポリネという害虫の銅像が建てられています。
  害虫が特産の綿花を食べてしまったにもかかわらず害虫の銅像に『感謝します』と
  記されています。
  害虫に負けてたまるかと、綿花に変えて落花生を椊え、20年後に大生産地になったから
  です。
  害虫のために豊かに生活できるようになったと、この地の人々は感謝しているのです。
(3)主に栄光を帰する
  弱さの経験の中で、主は助けを与えて下さいます。
  私たちは、ただ主に栄光をお返しすることを学ぶのです。


3.御言葉は聖めの源 参照ヤコブ1:21
 詩篇119:9『どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。
 あなたのことばに従ってそれを守ることです。』
 自分が弱い部分、誘惑を受ける部分について、たくさん祈ることも必要でしょうが、
 本質的には、その誘惑に抵抗する力は御言葉にあります。
 心に蓄えることがいかに大切でしょうか。御言葉は頭で整理するものではなく、心の中に宿す
 ものです。