<2017.10.29のメッセージ>   メッセージ:小山 大三 師

あなたは、どこにいるのか


 創世記3章
 聖書朗読 創世記3:1~10
1.サタンについて
 罪が人類に入って来たのは、サタンの誘惑にアダムとエバが屈したためでした。
 サタンについて、聖書はあまり多くを語っていません。
 これは奥義として神に属する事柄であるからです。(cf. 申命29・29)
(1)サタンの起源
 サタンについての啓示だと思われる箇所が、旧約聖書に二個所あります。
 イザヤ書14章12節から15節では、暁の子、明けの明星と呼ばれ、もともと地位の高い
 天使であったが、神の御座を奪おうとして堕落した者として語られています。
 エゼキエル書28章12節から17節では、ツロの王として例えられていますが、サタン
 自身と考えられる描写がなされています。
 他のどの被造物よりも美しく、知恵にも行いにも完全であったが、高ぶりのために地に落と
 されたとあります。
(2)サタンの吊称
 黙示12・9にサタンのすべての吊称が出て来ます。
 それぞれの吊称は、原語においてサタンの性質をよく表しています。
 サタン…『敵』、悪魔…『中傷者』、『訴える者』、竜…『邪悪』、『残忍な者』、
 蛇…『欺く者』
(3)サタンは言葉によって巧みに攻撃してくる (創世記3・2~5)
 クリスチャンは、サタンが言葉によって巧みに攻撃してくることを知らなければなりません。
 創世記2章17節と3章3節、4節を比較すると、エバは神の言葉をうろ覚えであったことが
 分かります。


2.人間の堕落 (創世記3・6)
 アダムの罪は、神に対する大反逆の罪でした。
 神は人に地球を支配する権威を与えられました。
 この地球の支配権こそ神が人にお与えになった最も神聖な贈り物でした。
 (cf. 創世記1・16、詩篇8・6)
 アダムはこの合法的支配権を神の敵である悪魔の手に引き渡してしまったのです。
 この罪は赦し難い罪であったのです。


3.福音の啓示
(1)福音の第一の啓示 (創世記3・15)
 おまえとはサタンのことであり、彼(女の子孫)とはメシア(キリスト)のことを指して
 ます。
 メシアは『頭を踏み砕き』とあるように、サタンを完全に滅ぼし、決定的な勝利を得ます。
 サタンは『彼のかかとにかみつく』とあるように、メシアに傷を与え、苦しみを与えます。
 この表現は、メシアの十字架の受難を預言するものでした。
 イエス・キリストの死は決定的な敗北とはならないことをも示しています。
 むしろ、メシア(キリスト)が、サタンに大勝利されることを予示しています。
(2)福音の第二の啓示 (創世記3・21)
 創世記3章7節によりますと、神の言葉に背いて善悪の知識の木の実を取って食べたアダムと
 エバは、自分たちが裸であることを知り恥ずかしく思うようになりました。
 そのため『彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちの腰のおおいを作った。
 (創世記3・7)』のでした。
 みじめな姿になったアダムとエバのために、神は自ら動物を殺して血を流し、その毛皮を使って
 衣を作り、彼らに着せてくださいました。
 このことは、やがて神の御子であるイエス・キリストが十字架で血を流され、人類の贖いのため
 に死なれ、信じる者に神の義を着せられることの予表となっていました。
 今日、イエス・キリストを救い主として信じる者は、キリストの義によって全身覆われており、
 神の目に義とみなされているのです。
 この義の衣を着せられている者は、神が受け入れてくださっているので、大胆に神に近づくこと
 ができるのです。