<2018.1.28のメッセージ>   メッセージ:小山 大三 師

自力信仰(肉的信仰)からの分離 ― イシュマエル放逐


 創世記16章
 アブラムはサライの言うことを聞き入れ、彼女の女奴隷のエジプト人ハガルのところに
 はいりました。
 そして、彼女はみごもりました。
 彼女は自分がみごもったのを知って、自分の女主人を見下げるようになりました。
 (創世記16・1~4)
 ほとんどのキリスト者の問題は、キリストから離れて自分の考えで事を行うところに始まり
 ます。
 サタンは、私たちの肉(アダムから受け継いだ堕落した性情、自我)を通して働きます。


1.自力信仰(肉的信仰)のわな
 肉が私たちにもたらすものに、以下の事柄があります。
 (1)あせり
  サライは、夫と自分の体の衰えを見たのか、神の言葉を疑うようになり、自分勝手な解釈
  をしてしまいました。
  神を愛し神のご計画が成就することを願うあまり、神のためにお手伝いをして、二人に
  子供ができるよう計ったのです。
  聖書は、しばしば私たちに忍耐を教えています。
   へブル10:35~36、ヤコブ5:10~11
 (2)夫婦関係の亀裂
  計画通りハガルはみごもりイシュマエルを産みましたが、このことはアブラムとサライに
  とって問題の種となったばかりか、現代のイスラエル・アラブ問題にまで尾を引く結果と
  なってしまいました。(イシュマエルは、アラブ人の先祖。)
  ハガルは自分がみごもったのを知って、自分の女主人を見下げるようになりました。
  そして、夫婦の関係に亀裂が生じたのです。
 (3)上信仰と自己正当化 創世記16:2、5
  私たちの肉の性質(アダムから受け継いだ堕落した性情、自我)を通してもたらされるもの
  は、あせりだけでなく、神に対する上信仰があります。
  『サラに関する限り、彼女のことばのほんとうの意味はこうであった。〔神は私を失望させ
  ました。私のエジプト人の女中の方が私の頼みになると思われます。〕』
  (C・H・M・創世記講義)


2.イサクの誕生 創世記21:1~5
 一年前の主の約束通り、アブラハムが百歳になった時に九十歳の妻サラとの間に、男の子が
 与えられました。
 主が命じられた通り、彼らはその子にイサクという吊を付けました。


3.イシュマエルの放逐
 (1)イシュマエルの放逐 創世記21:10~21
  イシュマエルはイサクをからかうようになりました。
  それを知ったサラは、夫にハガルとイシュマエルを追い出すよう求めました。
  そこでアブラハムはハガルとイシュマエルを送り出しました。
  神は追放されたハガルとイシュマエルにご自身を現され、励まし、助けを与えられました。
  そして、イシュマエルもやがて大いなる国民の先祖となりました。
 (2)イシュマエルの放逐の霊的意味 ガラテヤ4:21~31
  ガラテヤ人への手紙四章の中で、パウロはイシュマエル放逐に関して、霊的解き明かしを
  与えています。
  ハガルとイシュマエルは、律法とその束縛を象徴し、サラとイサクは、恵みと自由を象徴
  しています。
  私たちは、恵みのゆえに信仰によって義と認められ、救われたわけですから、神の子供と
  された後も恵みと信仰によって生きるべきです。
  ところが、アブラハムとサラのように、神を喜ばせるために人間的、肉的力で神に仕えよう
  としてしまうのです。
  そうすることでは、神に百パーセント栄光をお返しすることはできません。