2021.2.21 三種類のバプテスマ(1)   小山 大三 師

メイン聖書箇所:マタイ3:13~17 【音声ブログ】

 聖書はバプテスマには三種類あることが教えられています。
 水のバプテスマ、キリストの体へのバプテスマ、聖霊のバプテスマの三つです。
 今日は、水のバプテスマについて学んで行きましょう。
1.水のバプテスマの意味について 
(1)『沈めること』、『浸すこと』
(2)清めの儀式ではない・・・バプテスマを受けることで、罪の汚れが取り除かれ、清い人になるのではない。
(3)正しい良心の神への誓い
  Ⅰペテロ3:21『・・・バプテスマは肉体の汚れを取り除くものではなく、正しい良心の神への誓いであり、
  イエス・キリストの復活によるものです。』


2.水のバプテスマを受けることのできる条件
(1)悔い改め マタイ3:1~8、使徒2:38
(2)信仰   ローマ10:9~10、へブル6:1


3.イエス様のバプテスマ
 バプテスマのヨハネは、ヨルダン川のほとりで悔い改めて神に立ち返る決心をした人々にバプテスマ(洗礼)を授けていました。
 悔い改めの証拠のない人々には、バプテスマを施しませんでした。
 そのヨハネの所にイエス様がバプテスマを受けるために来られたのでした。
 しかし、ヨハネはイエス様が悔い改める必要のない方であることを知っていましたから、それを断りました。
 むしろ、バプテスマを授けているヨハネ自身が、自分の罪を告白してイエス様からバプテスマを受けるべきことを知っていたのでした。
 なぜイエス様は、ヨハネからバプテスマを受けようとされたのでしょうか。
 イエス様は、『今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、わたしたちにふさわしいのです。』
 と答えられました。
 キリストは、ご自分に従う者たちの模範になるために、このことを行われたのでした。


4.なぜ信じた者はバプテスマを受けるべきなのか
(1) イエス様の模範 マタイ3:13~17
(2) イエス様の命令 マタイ28:19~20


5.バプテスマの原理
(1)罪の生産工場が自分の中にあることの発見
(2)神は私たちがキリストと共に死んだ者とみなしておられる ローマ6:3~4
(3)私たちはキリストと共によみがえらされている ローマ6:5、エペソ2:5~6
 感じようと感じまいと、キリストと共に死に、共によみがえり、新しい命を頂いている。


6.私たちに出されている恩赦
 1887年にビクトリア英女王即位60年を記念して、逃亡兵士たちに恩赦が出されました。
 ところが、期限までに出頭しなかった一人の男が捕えられ牢に入れられました。
 彼は恩赦の布告を理由に無罪を主張しましたが、次の二つの理由で有罪となりました。
 ①赦免の期限までに出頭し、罪を告白しなかった。
 ②女王の赦免の布告を信じなかった。
 今から約二千年前に、神はイエス様の十字架の身代わりの死によって、私たちに恩赦を出されました。
 それが自分のものとなるためには、各自が神の前で罪を認め、告白し、罪の赦しを受け入れなければなりません。